パールアカシアの剪定(せんてい)で、6の重要ポイントとは?!

パールアカシア(ミモザ)

成長のスピードが非常に速いパールアカシアにとって「剪定(せんてい)」はとても大事。今回は「剪定」のポイントを紹介します!!

正しい時期を選ぶ

パールアカシアの剪定時期は花が終わった後から初夏(4月~6月上旬)までです。 夏後に花芽をつけるので、夏以降に剪定すると花つきが悪くなってしまいます。また6月上旬はまだ種が付いた状態なので、剪定のしにくさもあります。

なので、個人的オススメの剪定時期は花芽を誤って切らないようにしつつ、秋(10月)の年2回の剪定ですね。

ちなみに夏と冬はアカシアにとって負荷のかかる時期なので、夏と冬の剪定は避けるようにしましょう。

適切な道具を使用する

シャープな「剪定ばさみ」を使います。これにより、きれいなカットができ、枝を傷つけるリスクを最小限に抑えることができます。

私の今のお気に入りはこの剪定バサミ。手頃な価格で切れ味抜群ですよ。

目的別で違う3つの剪定方法

剪定方法には「芯止め」「透かし剪定」「切り戻し剪定」の3種類があります。

■芯止め 目的:小さく育てるため

「芯止め」は、ある程度の大きさにとどめる剪定方法です。次の写真ののように、主幹の頂点部分を切り落とします。

「芯止め」の剪定場所

上に幹が伸びるのを抑え、高さを制限できます。

また、「芯止め」をすると幹が太くなるので、風に強いアカシアになります

透かし剪定 目的:木を健康に保つため

「透かし剪定」は、木の内部の風通しをよくするために、写真ののように枝の根本から切り落とす剪定方法です。

「透かし剪定」の剪定場所

アカシアは成長と共に枝が増えて、枝葉が茂りやすいので、幹から細く伸びている枝を切ります。また内側に伸びていたり、病気になっていたりなど、成長を妨げる枝も切ります。

「透かし剪定」は2つのコツで、全体のバランスが整いやすくなります。

  • 樹木の上から下に向かって切る
  • 太い枝から順番に切る

切り戻し剪定 目的:形を丸く整える

「切り戻し剪定」とは、写真ののように、枝を根本から切らないで途中で切り落とす剪定方法で、枝数を増やしてボリュームを増やす剪定です。

「切り戻し剪定」の剪定場所

どの長さで枝をカットするかによって、樹形をきれいにコントロールします。

切った枝から細かい枝が生えてきて逆に形が乱れてしまうので、長めに成長している枝を選抜します。枝の途中で切り取る場合は、新芽のすぐ上から切り取るようにします。

枝が分岐している根元から切り落とし、比較的短めの枝は切らずに残すのがポイントです。

「支柱」と「枝葉」とのバランス

アカシアは幹が細い植物です。強風で折れることも。。。それを防ぐために、若木のうちは支柱を立てて木を支えましょう。

わたしはアカシアの横に「駐輪場の屋根」と「2階ベランダの手すり」があり、そこに固定しるので、よくくる台風レベルであれば大丈夫です。

ただ、なかなか都合よく固定する場所はないと思いますので、台風が来たときに幹が折れないように、不要な枝はしっかり剪定しておきましょう。

剪定する量は?

太い枝や枝を大量に切り落とすのは注意してください。

アカシアは、若木のうちは「大量の剪定」も大丈夫ですが、10年以上経ったものは、木が剪定の負担に耐えれず枯れてしまうことがあります。

数年剪定をしていなかった場合は、まとめての剪定は避けましょう。まずは「不要な枝の剪定」にとどめて、風通しをよくします。その後、小まめな剪定を意識しましょう。

↓今回、太めの枝を剪定したので、息子にノコギリで細かくカットしてもらいました。

安全に作業する

高所での剪定作業は、安定した脚立(はしご)や足場を使用し、周囲の安全を確保してください。
わたしはちょっと手が届かない時に、手作りの小さな台を使ったりしますが、不安定で危ないので、皆さんはしっかりした脚立を使って、安全に作業してくださいね。

  手作りの「踏み台」

まとめ

パールアカシアの剪定に関する重要なポイントを説明しました。

これらを注意しながら作業を行うことで、より健康で美しい形を維持することができますよ。

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