こんにちは!植物とゴルフをこよなく愛する中年おじさんの陽SANです。
突然ですが、庭でゴルフの練習をされていますか?
私は庭に設置したゴルフネットに向かって、日々ゴルフマットの上に置いたボールを打って練習しています。
もちろん、それでも練習にはなるのですが、いつも心の中では「天然の芝生の上からアプローチ練習ができたら、どれだけ実践的な練習になるだろう!」という憧れがありました。
そんな思いが募り募って、庭に自分だけの天然芝アプローチ練習場を作ることを決意!
庭木の周りに植えていた芝生と、打ちっぱなしネットの下で手入れがしにくかった芝生を移植して、理想のアプローチ用の練習場を完成させました。
今回は、そんな私の奮闘記を紹介したいと思います。
なぜ天然芝のアプローチ練習場が必要だったのか
ゴルフマットでの練習も悪くないのですが、やはりマットの上と天然芝の上では、ボールを打ったときの感触が全く違いますよね。
特にアプローチショットは、クラブが芝生にどう入るか、芝の抵抗をどう感じるかがとても重要です。
本物の芝生で練習することで、より実戦に近い感覚を養いたい。
これが、私が天然芝のアプローチ練習場を作ることを決意した一番の理由です。
そしてもう一つ、ゴルフネットの下の芝生が手入れしにくかったという問題もありました。
ネットの支柱やフレームが邪魔で、いつもそこだけ芝生がボウボウになってしまうのが気になっていたんです。今回、この部分の芝生もまとめて移植し、より手入れしやすい環境に整えることにしました。

いざ、芝生移植大作戦!
さて、思い立ったが吉日!
早速、芝生の移植作業に取り掛かることにしました。正直、想像以上に時間と体力が必要な作業でしたが、夢の練習場が形になっていくのが楽しくて仕方ありませんでしたね。
ではその工程を順番に具体的に紹介していきます。
① 移植に必要な道具を準備!
まずは、作業を始める前に必要な道具を揃えます。
必ず必要なものは「シャベル」と「軍手」です。
■シャベル(スコップ)
これは最重要アイテムです!私がお勧めしたいのは「高儀(Takagi) 強力土起こしシャベル【踏み付けがラクな大きな踏み台付】」です。
名前の通り、踏み台が大きくて足でしっかり踏み込めるので、硬い土でもグイグイ掘り進めることができました。土を掘り返すのも、芝生を剥がすのも、このシャベルは本当に大活躍しました!
大きさも重さも、価格もちょうど良かったです!!

■軍手
これも絶対に準備してください!
実は私、シャベルを素手で土を耕してしまったんです。結果、気付いたら手の皮がむけてしまい、しばらくヒリヒリと痛い思いをしました…。
私のような失敗をしないよう、必ず軍手を装着してくださいね!

■ジョウロまたはホース、バケツ
作業前に土をやわらかくしたり、移植後の芝生への水やりは必須ですので水をまける道具を準備しましょう
② ゴルフネットを一時移動
まずは、作業の邪魔にならないように、ゴルフネットを一時的に移動させます。
「パターマット工房のゴルフネット」なら軽いので、一人で簡単に動かせることができました。
➂ 全体にたっぷり水をまく
移植する芝生と、移植先の土全体に、たっぷりと水をまいておきます。
こうすることで、芝生を剥がしやすくなり、移植後の活着も良くなります。
④ 移植する場所の土を耕す
芝生を移植する場所の土を、シャベルでしっかり耕します。
この時、土を柔らかくしておくことで、移植した芝生の根が新しい土に伸びやすくなります。

➄ 芝生を剥がす!
いよいよメインの作業です。移植したい芝生を、1辺30cm程度の四角形になるようにイメージします。
そして、その四角形の4辺すべてに、シャベルを垂直に差し込みます。その後、その1辺から、シャベルを斜め上からグッと差し込み、テコの原理を使うようにして芝生を地面から剥がしていきます。
斜め上から差し込んだあとに、シャベルの踏み台をさらに蹴り込んであげると、シャベルが奥まで届き、簡単に芝生を剥がすことができました!!そのままスコップに「剥がした芝生」を乗っけて移植場所まで持っていけます。
ほんとうにこのシャベルは今回の作業に最適でした!

⑥ 移植先に芝生を並べていく
剥がした芝生を、耕しておいた移植先に隙間なく並べていきます。
芝生と芝生の間が開きすぎないようにしながら、パズルのように置いていく作業です。
⑦ 芝生が元あった場所の土をならす
芝生を剥がした後の場所は、土がデコボコしています。
移植先の耕した場所の土があまるので、その土を使いながら、シャベルで土をならして平らにしておきます。

⑧ 芝生にたっぷり水をあげる
移植したばかりの芝生は、とてもデリケートです。
最後に、移植した芝生全体に、たっぷりと水をあげます。
⑨ ゴルフネットをもとの場所に戻す
全ての作業が終わったら、移動させていたゴルフネットをもとの場所に戻して完了です!

芝生移植の注意点と反省
今回の芝生移植作業は、思いのほか時間と体力がかかりました。トータルで3時間以上はかかったでしょうか。
普段、体を動かすのは好きですが、さすがにクタクタになりました(笑)。
また、芝生の移植にはいくつか注意点があります。
- 移植に適した季節を選ぶ
芝生の移植は、真夏や真冬を避けて、春(3月~6月頃)か秋(9月~10月頃)に行うのがベストです。
この時期は気候が穏やかで、芝生が新しい環境に根付きやすいからです。 - 事前にしっかりと水やりをする
上記でも触れましたが、移植前と移植後にしっかり水やりをすることが、活着の成功を左右します。乾燥している状態だと、根が傷つきやすくなってしまいます。
完成!そして最高の達成感!

全ての作業が終わり、ゴルフネットをもとの場所に戻したとき、目の前に広がった光景を見た時はうれしかったですね。
最初は「本当にできるのかな?」と不安もありましたが、自分の手で一つ一つの工程を乗り越え、最高の練習場を完成させることができました(まだまだ芝生が生えそろっていませんが【笑】)
今後、この自作の天然芝練習場で、心ゆくまでアプローチ練習に打ち込める日を楽しみにして待っています。
もし庭にスペースがあれば、ぜひ自分だけの天然芝練習場作りに挑戦してみてはいかがでしょうか?
きっと、私と同じように、最高の達成感を味わえるはずですよ!
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